
葉酸は、細胞の伝達物質であるDNAの合成やたんぱく質の合成にさえも関わっています。たんぱく質は、身体を作る材料になるもので、葉酸が不足すると、悪影響がでてきます。特に最近の若い女性は口内炎ができやすいと言われています。いくつかの研究で明かにされたことですが、その一番の原因として鉄不足が原因とも言われています。
その他の原因には入れ歯や歯並びが悪く粘膜を損傷させるなどといった機械的な損傷があります。また、熱い食べ物で火傷することにより傷ついてしまうこともあります。さらに、虫歯の治療の詰物に使う金属が溶け出してアレルギーを起こし、口内炎になったという例もあります。詰物だけでなく、歯磨き粉のアレルギーも報告されています。
口腔内の不摂生も見逃せない原因です。虫歯があったり歯磨きをしないがためにいったん口の中が不潔になると、いろいろな菌が繁殖しやすくなって果ては口内炎を引き起こします。口腔内を清潔に保つために活躍しているのが「唾液」の存在です。水分や食事の摂取量が充分でないと唾液の分泌量が下がり口内炎にかかりやすくなります。
そして、最も注意したいのが全身の健康状態です。例えば病気が原因で体力が衰えていたり、その治療の投薬などのために口の中が乾燥すると口内炎の原因となります。全身の健康状態の低下は、免疫力の低下と連動しています。逆に病気の自覚が無くても、口内炎が重大な病気のサインとなる場合もあります。例えばガンやエイズ、糖尿病などはその最たるものです。口の中を常に清潔にすると同時に、食後の歯磨きやうがいの習慣をつけると良いでしょう。
また、歯磨き時のブラッシングの方法にも粘膜を傷つけないように気をつけます。硬すぎる歯ブラシは禁物です。また粘膜はビタミン不足で傷つきやすくなることがあります。そのための予防に有効なのがビタミンB群です。とくにビタミンB2、B6には粘膜を保護する働きがあります。ビタミンAも上皮細胞の分化作用を促して、粘膜を損傷から守ったり、乾燥から保護する働きをします。さらにビタミンCは、細胞の結合組織であるコラーゲンの合成に働いて粘膜を強化します。貧血が原因の口内炎には葉酸とビタミンB12も欠かせません。これらの予防策の要になるのが全身に備わっている免疫力です。「口内炎」は「疲労感」や「下痢」と並ぶ免疫力低下の三大危険シグナルです。口内炎の予防のためには身体の免疫力の強化が重要なポイントとなることを忘れないようにしましょう。