
葉酸が不足すると、前出と重複してしまうかもしれませんが、恐ろしい動脈硬化や悪性の貧血を引き起こします。特に妊婦さんには深刻で無頭症や二分脊椎症などの奇形を引き起こしてしまうケースもあります。
1992年以降は母子手帳に葉酸の摂取を奨励する旨が記載されているようですので昔に比べたらずいぶんと認識度が高くなったようですが まだまだ葉酸摂取の重要性の認識度をあげていく必要があります。葉酸が必要なのは何も妊婦さんに限ったことではなく、老若男女を問わず、不足すると病気までは至らずとも身体にいろいろな不調が発生してきます。
いわゆる成人病という総合的な疾患ではなくて脳卒中や痴呆症など特定の病気を引き起こすことがあります。このような疾患は葉酸が不足してくると急に出てくるのではなく、やはり毎日の食生活の意識レベルの違いが大きくものをいいます。
諸外国に比べてわが国の1日の葉酸必要量は少なく、葉酸のよさを過剰に信奉するあまりに過剰摂取はいけません。また高脂血症、脳卒中、高血圧、ひいてはうつ病の予防まで、葉酸を摂って悪いことはなにもありません。ビタミン12と一緒にバランスよく摂る事で生活習慣病をも予防します。
「摂りすぎ」や「偏りすぎ」はいちばんの大敵です。それにいままでまったく摂ってなかった人が、葉酸がいいからと偏った食生活に走るのは危険です。何事も「過ぎる」ことなく不足を補うという意識を持って食品やサプリメントで葉酸を摂取するのが推奨されます。