
1928年、イギリス人の産婦人科医ルーシー・ウィルス女史によって発見されたビタミンの一種です。ケンブリッジのニューナム大学で医学とは直接関係がないように思える植物学と地質学を学び、彼女は1911年に地質学の優等卒業試験に合格。その後、生涯の友人となるケンブリッジの教授マーガレット・ヒュームと南アフリカに植物学の研究に行きました。
第一次世界大戦が勃発しいったんイギリスに戻り、看護婦として志願しなおした彼女は再び今度はロンドンメディカル女子校に入学し、1920年に卒業しました。葉酸は、もともと、サルの貧血を改善する栄養素として発見された為に、猿の意味であるモンキーのMをとりビタミンM(エム)と呼ばれていました。
1920年代後半に彼女は何度もインドを訪れ繊維工場で働く女性が妊娠をすると貧血を患ってしまうことを知り研究を始めました。彼女は、この貧血が真の悪性貧血ではないことがわかり、さらにこの病気が精製されていない肝エキスで回復するのに対して、精製をされた肝エキスでは回復しないということを発見しました。
当時知られていたビタミンAあるいはCの欠乏症、あるいは感染症ではないかと考えて調査しましたが、その関連性は認められませんでした。
その後、経済的で効果的な「マーマイト」を使った療法で酵母エキスがこのタイプの貧血に効果的であることも見つけました。その後、その栄養素はホウレンソウなどの野菜の葉部に多く含まれる事がわかり、そのままずばり「葉酸」と呼ばれるようになりました。