
「葉酸」という言葉を聞くと真っ先に思い出すのがとくに近年妊婦さんに摂取が推奨されているビタミンだということです。近年では母子手帳にも葉酸の摂取推奨が謳われていることもあり、その知名度や重要性は飛躍的に高まってきました。
しかしながら葉酸摂取が推奨されているのは妊婦さんに限ったことでは決してなく、洋の東西や老若男女問わず摂取は推奨されています。欧米の一部の国では法律によってシリアル製品などに混ぜる義務がありますがそれに比べて日本での摂取量は極めて少ないし関係者以外では葉酸の知名度も低いというのが現状です。
欧米の葉酸1日摂取必要量が400ミリグラムに設定されているのに対し、日本では妊婦で推奨とされる摂取量が400ミリグラム。一般成人だと200ミリグラムです。葉酸はアルツハイマー病、動脈硬化症のひとつの原因とされる血中のホモシステインというアミノ酸を劇的に減少させる働きがあるようです。
また骨粗しょう症やうつ病、大腸がんの予防などに非常に高い効果があることが研究で分かっています。またビタミンB12と組み合わせて摂ることで前出のホモシステイン物質を抑制し短期的な葉酸やビタミンBの不足によって引き起こされるドーパミンの発生を障害し、嚥下障害が起きることも分かってきました。
他にも脳卒中や動脈硬化の予防にも葉酸の摂取は効果的で採らない人に比べて葉酸を積極的に摂る人では寿命の点でも格段に差が出ています。意外かもしれませんが牛肉にもビタミンBが入っており、高齢でも牛肉を食べる人は長寿だという事実がそれを物語っています。