
葉酸摂取を重要視されているのは、なにも妊婦や妊娠する可能性のある女性だけではありません。
「葉酸が不足しがち」という点では、野菜などをあまり取らない男性にも、大いに当てはまります。アメリカの研究機関の発表では男性は葉酸をかなりの量必要とするものの、葉酸とビタミンB6を取っている人ですと、アルコール飲料を1日1杯程度飲む習慣のある場合では、そうでない人に比べ心臓発作の危険性が75%低下するという検索結果がでています。
これは、ビタミンB6や葉酸の働きによるものに他なりません。ビタミンB6や葉酸は、心臓や血管系の病気の原因である血中アミノ酸ホモシステイン濃度を引き下げたり、血液の流れをスムーズにするはたらきがあるからです。また、葉酸は赤血球の合成や赤芽球の分裂などを促進するので、貧血気味な人や疲れやすくてだるいなどの症状がある人にも葉酸を摂取することをおススメします。このとき、ビタミンB12といっしょにとるようにすると吸収率が格段にいいようです。
又、アメリカはボストン在住の高齢門者男性300人以上に行った調査によると、血中および食事中の葉酸量を測定した結果、葉酸が豊富な野菜や果物を摂取していた男性では、加齢による記憶力や思考力の低下が抑制されているという結果が出ました。これにより、葉酸を多く含む野菜などを摂取していた男性は、摂取量が少ない男性に比べて、老化による言語能力の低下が抑えられているという結果が出ました。
また、英国でも、高齢者において精神に変調が現れた人は、変化が無い人に比べ、葉酸の血中濃度が低いということが確認されました。さらに葉酸を十分に摂取している人は、記憶力を十分に維持できていたり、鬱や、痴呆状態になる確率も低いというデータが出ています。