
1998年2月のニューヨークタイムス誌に「多量にビタミンB群を摂ると女性の心臓発作の危険性が劇的に減少するという研究報告が掲載されたそうです。1998年といえば13年も前からアメリカでは葉酸摂取の重要性には注目していたということです。
日本では葉酸摂取ガ必須の妊婦さんを対象にして母子手帳に記載され始めたというのがなんと2002年。しかも母子手帳を貰っている時期というのは妊娠が分かってからですからごくごく初期には葉酸の積極摂取はしていなかったかもしれません。ほんとうにこれでは意味がありません。もっと「誰でも知っている常識レベル」にまで葉酸の重要性を収支徹底させる必要があります。
国レベルでそれが不可能なのであれば、唯一の可能性はインターネットでの草の根活動だと私は思っています。「葉酸」をテーマに記事を書くことになった私も何かのめぐり合わせなのかも知れない、と嬉しく思っています。さて、葉酸とビタミン摂取の重要性は妊婦対象だけではありません。例えばビタミンB6を多量に摂取しつつ、アルコール飲料を1日1杯程度飲んだ場合は、なんと心臓発作の危険性が75%低下したという結果報告が同じアメリカでなされています。
具体的にはビタミンB6や葉酸には血中のアミノ酸ホモシステイン濃度を下げ、血管の流れを妨げないようにするはたらきもあるからです。著者を含め女性に特に多い貧血ですが、葉酸には赤血球の合成や赤芽球の分裂などに関与するはたらきがあるため、貧血気味、疲れやすいなどの症状がある人も葉酸やビタミンB12を摂取する必要があります。
貧血といえばレバーを食べなければ、といわれていましたが、実はそこでビタミンB12も同時に取っていたのですね。「1日に30品目の食品を食べよう」ということが推奨されて久しいですが、これで葉酸のみならずいろんな食品をバランスよく食べなければ身体にまざまな不具合が生じる、ということのリアリティ-を感じます。